「フヌケ、さっきはあんなこと言ってたけど、マッスグマ出すから。」
「わっはっは!! おもしろい奴らじゃのぉ 勝負じゃ!」
「行けマッスグマ!! とりあえずしっぽをふりまくれ!!」
まぁ、正直言って勝つ算段なんか無いんだけどな。
防御が下がった!防御が‥‥(無限ループ
「なるほど。そう来たか!! レアコイル、でんげきは!!」
バリバリ〜
「あぁっ、マッスグマ、大丈夫か!!?」
脳裏にナマケロがよみがえる。
「瀕死状態じゃないみたいだから、いいきずぐすりとまひなおしを使っておこう。よし多分大丈夫だろう。行って来い!フヌケ!! にどげりだ!!!」
「なるほど。打撃系統か。いいだろう。〜中略〜にどげり!!!」
体力ゲージは1/3くらいになっていた。
「なるほど。しっぽをふるで防御力を下げ、そして効果がばつぐんのかくとうタイプの技で攻撃か。」
テッセンは一呼吸間をおいて、
「レアコイル、いいきずぐすりだ。」

さらに、

「でんげきは!!」
バリバリ!!!
「何!?速っー」
速い、と言おうとした刹那、フヌケはその場に伏していた。
「大丈夫かフヌケ!?」
「一応大丈夫だ。オレンの実も持っていたからな。でもあまり保たなー」
すると、会話を遮るように、
「互いに力はもう残っていまい。だから、次の1撃で終いにしようじゃないか。」
というか、こっちはオオスバメがめっちゃ元気なんだけど、
まぁ、フヌケがやられたら、もはや勝てないだろうしな。
「いいだろ。本気で行くからな。フヌケ!好きな攻撃してこい。」
「ふん。やはり最後は私しかいないだろう。よし、行くとするか。」
「レアコイル、でんげきは!!」
「ふん、そんな攻撃、喰らえ!!パウダーオブファイアー!!!」

ドゴーン!!

再びなる爆音。と言うより、既視感?
どっちが生き残っているか。
土煙が晴れる。そこに立っていた(もしくは浮いていた)のは、
「大丈夫か!?レアコイル!」
先の戦いでは浮いていたレアコイルは、地面に落ちていた。
一方、フヌケの方はと言うと、
こっちも倒れていた。
「フヌケ大丈ーそうだ!戻れ、フヌケ!!行け!!オオスバメ!!」
そっちの残りポケモンはもういないから、
こっちの勝ちだな。ふはははは
「‥‥‥わしの完敗じゃ。このダイナモバッジと、あとこのわざマシンも持ってけ。でんげきはが入っておる。さあ、遠慮なんて要ー」
「バッジとわざマシンは当然もらうけどさあ。
とっとと金出せやぁ!!!
「ひぃっ」
と、テッサイは小さく悲鳴を上げた。
ムロでの1件(第10話)で
Don’t be kind to old peopleを誓ったからな。
警察が来ようが絶対にゆずらん。絶対に。絶対に!!
10分間恐喝相談した結果、
タナカは12563円もらった。
どうやらタナカは1円単位まで争っていたらしい。値切りか?

何はともあれ3つ目のバッジもゲットしたので次の町に向かうことにした。

ーつづく!!

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