よし。突撃だ。

「こらー!!コスプラーズ!!何してんだ!!」

※コスプラーズ‥‥コスプレをしている人の集まり。
        タナカがとっさに思いついて言っただけで
実際そんな言葉は存在しない(はず)
ここではマグマ団のことを指す。

「コスプラーズって‥‥人をゴスペラーズみたいに言うな!!

ってか何でいんせきなんか欲しいんだ?

いんせきとコスプレの関連性が見いだせないんだ。

「うっせぇ!!コスプレは関係無いっ!あとお前に言う必要も無いっ

 さらばだ!!!」

「待てぇ!!!」

うわっまた似たような集団が出てきたよ。

「くそっ取り逃がしたか‥‥‥ん?君は誰だい?」

俺タナカ。あんたは?

「あぁ、俺はアクア団のリーダーだ。

 アクア団は海をこよなく愛しているのだが、

 マグマ団の奴らはその海を破壊して陸を増やそうとしているんだ。」

なるほど。つまりマグマ団はコスプレを広げようとするあまりに

ファッション界まで侵そうとしているわけだな?

「それを俺達アクア団が阻止しているんだ。」

なるほど。つまりアクア団は奴らの

暴動を抑えるファッション界の重鎮であり、

ファッションリーダーでもあるというわけだな。

「いちいちファッションに置きかえんな!!ダサい格好してるくせに。

 それにしても、君はよくやった。あとは我々に任せなさい。」

「断る。俺だってそれなりには強いはずだ。

 きっと何かの役に立てるはず。」

(本心)‥‥ここは何としても俺の手でいんせきを取り戻し、

博士に貸しを作らないとな。ふはははは‥‥

「そうか‥‥分かった。では俺達は先にマグマ団を追う。

 君は準備できたら来なさい。ほのおの抜け道の所にある

 ロープウェイに乗ってきなさい。奴らは頂上にいるはずだ。」

分かった。

「では、また後で会おう」

分かった‥‥ってか、博士は?

「あぁ‥‥僕の所為で僕の所為で‥‥」

隅っこの方でうなだれていた。

「まぁまぁ落ち込んでも仕方無いよ。

 いんせきは俺が取り戻してやるからさぁ。

 元気だしなよ。」

「あぁ‥‥ありがとう。」

よしっ行こうかな。ロープウェイに。

2時間後‥‥

「1回来た道だし、案外すぐ着いたな。

 ロープウェイに乗るとするか。」

30分後‥‥

景色を一通り楽しんだ俺は、ようやくロープウェイを降りた。

すると、戦う音と共にケンカしているような声も聞こえてきた。

「お前らの所為で海が減るじゃないか!!!」

「俺らは陸を増やそうとしている。

 良いことしてんじゃねえか!!」

まぁこいつらは下っ端だ。狙うは大将首のみ。

まぁ、コスプラーズのお偉いサンの首なんか欲しくないけどな。

しばらく辺りを見回していると、

火山の近くで何やら機械にいんせきを入れている

奇妙な人を発見した。

「おい!!何だその機械は!?コスプレ増幅装置か?

と、俺。

「どんな装置だよ!!ってかこの第19話は

 コスプレって言葉を使いすぎだよ!!何のつもりだ!!」

と、何かマグマ団のリーダーぽい人。

「うるさい!お前らマグマ団が‥いや、コスプラーズが

 コスプレに夢中だからだろ!!」

と、俺。

「なんだと〜!!この服はコスプレでも何でもない!!ファッションだ!!

 それにこの服俺的にはちょっと気に入ってんだよ!!!」

と、マグマ団の人。

「何がファッションだ!!何かファッションとか言うと

 聞こえは良いかもしれないけど、

 客観的に自分を見てみろ。絶対コスプレだからっ!!!

 俺的に見てるからファッションとか言えるんだ。」

と、俺。

「い〜や。客観的にみてもコスプレじゃないね。

 だって客観的に見てみたし。」

とリーダー。

「うそつけ!!お前のそれ、絶対後づけじゃん!!

 もしくは客観的に見ずに俺的に見てたんだろ!!

 や〜いうそつきコスプレイヤー!!」

と、俺。

「ちくしょう!!大人をからかうとあれだぞ!!!

 恐いんだぞぉぉぉぉぉ!!!!(泣」

と、コスプレイヤー。

「ふん。確かに恐いな。お前のその泣きっ面がなぁぁぁぁ!!!

 ははははははは!!!」

と、俺。

この果てしなき口げんかはいつ終わるのだろうか!?(結構タナカが押してたけど。

次回、ようやくバトルスタート!!

−続く

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