口げんかを始めて小1時間‥‥

アクア団とマグマ団の下っ端達の戦いは終わっていた。
終わっていないのはタナカとコスプラーだけだった。

「はぁ、はぁ、子供のくせになかなかやるな。このマツブサと互角に口げんかをやり合うとは。」

と、マツブサ。

「何言ってんだ?お前途中から『うるせぇ!』とか言って泣いてたじゃねえか!口げんかは言うことが無くなったり、
泣いたりした奴が負けなんだよ!!お前、負ける条件の両方にあてはまってんじゃねえーか!!」

と、俺。

「ふん。へらず口を。まぁいい。この口げんかの勝者はポケモンバトルで決めようじゃないか。」

と、マツブサ。

「あ〜あ。良いのかなあそんなこと言って。完膚無きまでに負けるよ?」

と、俺。

「ふん。何かワーワー言ってるけど、ごまかそうとしてんのか?そんなにバトルしたくないのか?負けそうとか考えてるん‥ーっ!!?」
「へんなつの、ねんりき!! フヌケ、ひのこ!! マッスグマ、かいりき!!」
「おりゃぁぁぁぁ!!!×3」
「うわっ卑怯だ!!!」

ずどーん!!!!!

「ぐはぁ!!‥‥くそ、今日は引き上げる。覚えとけ!!」
「よし。撃退成功。後はいんせきと取ってっと。」
「タナカ君。よくやってくれた。初めてみたよ。口げんかでマグマ団を倒した奴なんて。だが、奴らはまた何かするだろうから、奴らを追いかけるとするよ。じゃあこれで。」
とアクア団のリーダーの人。

「じゃあ、頑張って下さい。」

と、俺。
そして、アクア団と別れ、俺はデコボコ山道を通り、
フエンタウンを目指すことにした。っと、その前に、
博士からの恩賞をもらおう。

1時間後‥‥

「やい博士、このいんせきと何か交換せんかい!!」
「あっこれは‥‥ありがとう!!若きトレーナーさん!!お礼にこのわざマシンをあげるよ!中にはおんがえしが入ってるから!!」
ち‥‥現金と思ってたのに‥‥
文句を言おうと思ったが、あの博士の喜び様を見てたら
文句を言う気にはなれなかった。まあ、このわざマシンは売るけどな。

ーつづく!

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